情報学の寺子屋 ―  LaTeXコマンド入門講座

数式環境

LaTeX を使うと,非常に綺麗な数式が記述できるというメリットがあります.
また,複雑な数式を記述することや, 数式中の微妙な間隔を好み通りに調節することもできます.

数式の記述方法には何種類かの方法があります. 以下では各方法と,その違いについて説明します.

LaTeX による数式の出力例

数式環境(A)

文章中で数式を記述する場合は, ドルマークで囲んだ$$形式の 数式環境を用います.
下のサンプルを見ると, ドルマークで囲まれた部分が数式用のフォントで出力されているのが分かると思います.

サンプル

\documentclass{jarticle}

\begin{document}
関数:$f(x)=x+\frac{1}{x}$(ただし,$x$は有理数とする)
\end{document}

出力

数式環境(A) 【補充】

先に示した例のように, 文章中に数式を記述する場合は, 数式を1行に収めるために分数部分のフォントが小さくなります.
そこで,次のように\displaystyleコマンドを用いると, フォントサイズを小さくすることなく出力することができます.

サンプル

\documentclass{jarticle}

\begin{document}
関数:$f(x)=x+\displaystyle\frac{1}{x}$(ただし,$x$は有理数とする)
\end{document}

出力

数式環境(B)

別行立てで数式を記述する場合は, \[\]形式の数式環境を用います.

ここで,出力される数式はデフォルトでは中央寄せ(センタリング)して出力されますが,
文書クラスのオプションを利用し,\documentclass[fleqn]{jarticle}とすることで左寄せして出力することが出来ます.

サンプル

\documentclass{jarticle}

\begin{document}
関数$f(x)$を以下のように定める.
\[ f(x)=x+\frac{1}{x} \]
ただし,$x$は有理数とする.
\end{document}

出力

数式環境(C)

別行立てで数式を記述する場合は, \begin{equation}\end{equation}形式の数式環境を用います.
この場合は,自動的に数式番号が振られます.

ここで,出力される数式はデフォルトでは中央寄せ(センタリング)して出力されますが,
文書クラスのオプションを利用し,\documentclass[fleqn]{jarticle}とすることで左寄せして出力することが出来ます.

サンプル

\documentclass{jarticle}

\begin{document}
関数$f(x)$を以下のように定める.
\begin{equation}
f(x)=x+\frac{1}{x}
\end{equation}
ただし,$x$は有理数とする.
\end{document}

出力