情報学の寺子屋 ―  LaTeXコマンド入門講座

スタイルファイル

LaTeX ではスタイルファイルを追加すると,様々なコマンドを追加利用できるようになります. また,スタイルファイルは自作することもできます.

スタイルファイルの利用方法

LaTeX で枠囲みを記述するためには, ascmac.sty というスタイルファイルを利用しました. そしてこのとき,以下のコマンドを TeX ソース中に記述しておく必要がありました.

\usepackage{ascmac}

スタイルファイルは, それを利用する TeX ファイルと同じフォルダに入れておく必要があります. ただしこの場合だと,TeX ファイルの存在するフォルダ数だけスタイルファイルをコピーしてやる必要が出てきます.

そこで,C:\tex\share\texmf\ptex\platex\misc 等のフォルダにスタイルファイルを入れておけば, 全ての TeX ファイルからスタイルファイルを利用することが出来ます. この場合は,スタイルファイルを追加・更新したときに, コマンドプロンプトから以下のコマンドを実行しておく必要があります.

C:\Document and Settings\[username]\> mktexlsr

スタイルファイルの作成方法

スタイルファイルを自作する方法について簡単に説明をします. スタイルファイルの中では,コマンドを自作するための \newcommand コマンドを利用します. まず,下のサンプルコードを見て下さい.

サンプルコード【sample.tex】

\documentclass{jarticle}

\newcommand{\chu}{
{\bf 注}:
}

\begin{document}
\chu
あいうえお
\end{document} 

サンプルコードでは,プリアンブルの中で \newcommand コマンドを用いて, 独自のコマンド \chu を定義しています. これによって,本文中で \chu コマンドを利用することが出来るようになります.

出力【sample.dvi】

このときプリアンブルに書かれた内容は, chu.sty という名前の別のファイルに移すこともできます. これがスタイルファイルになります.

スタイルファイル【chu.sty】

\newcommand{\chu}{
{\bf 注}:
}

そして,スタイルファイルを \usepackage{chu} により 読み込むことによって,\chu コマンドを利用することが出来るようになります.